--.--/--(--)

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【編集】 |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2007.06/24(Sun)

そのむこうにみえるなにか 

 ―おいッ、待てよッ!!

 まあ云ったところで待つ相手ぢゃあないな。
 テーブルの上のケータイをもぎとるように、ちらりとも振返らず。
 いかにも颯爽とでていってしまう。
 デキる勝ち組OLみたいに凛とした足取り。

 ちと、調子に乗ってしまった、、、、か。


 ~ ・ ~


 いつものように午後のあいまいな時間にカヨコと待ち合わせだ。

 「買いたいものがあるんだ~、いっしょに見てくれる~?」

 そんな風にきのうチャットで話してたのだけれど何のことわない、
 ほしいものは彼女の中で決まっていてだた、オレにわ確認してほしかっただけ。
 それがいつものカヨコ・ストラテジィ。
 でもそれわそれで楽しい感じもするし、かえってすこしいぢってみたくもなる。
 あきらかにカヨコの好まないほうのを勧めてみたり。
 まあ予想通りオレの意見は軽く受け流されるだけ。

 「やっぱ、こっちにするゎっ♪」

 ―ああぁそうですか、お嬢さま。で。オレていったい何?

 そんな気分になってしまうのだけれども、
 カヨコのみせる笑顔でそんな野暮な感情は一気に吹き飛んでゆくのが分かる。

 ひととおりショップをながめたあと、カヨコお気に入りのコーヒーショップへ。
 これがいつものルート。
 店に近づいてくる、コーヒーの軽快な香りと、
 いつものあのバリスタさんが笑顔で出迎えてくれる。

 ―いらっしゃいませ☆

 カヨコはいつでも

 「本日のコーヒー、ショートでっ。」

 しかもブラック。
 まあ、あわせて同じものを頼んでしまうのだが。
 よく女の仔がたのむような「××マキアート」とかって飲み物とかにしないのかなあ。
 ちょっと興味あるのだが、オレだけ「××マキアート」てのも変だし。。。


 ~ ・ ~


 何でそんな話になったのかわ分からない。

 分からないけれど、気が付くと言い合いになってたみたいだ。
 カヨコについて回ってすこし疲れてたのかもしれない。
 いつものオレならそんな風に話をもってゆくことはない筈なのに、、、だ。


 ~ ・ ~


 すこし冷めてしまったコーヒーを一口だけすすってから、店を出る。
 バリスタさんの笑顔がすこし恥ずかしい。
 あたりを見回してもすでにカヨコの姿は見えなくて。
 夕方近くのショッピングモールは、人通りが増えてきている。

 ―しかたないな。

 そのまま帰るわけにもゆかず、駅の入り口の近くで待つとするか。
 きっと、すこししたら姿を現すに違いない。


 ~ ・ ~


 「ぉゃぉゃ~?
  こんなところで、カヨコcと待ち合わせかなっ?」

 お、と。
 声をかけてきたのはミサキ。
 まあモトカノてとこ。何年か前に別れたはずなのだが。
 カヨコとは古くから親友同士らしく、まえにはよく3人で会ったこともあったな。
 それにしても、ひさしぶり。
 相変わらずの派手な服装。明るい色のオーバーニーソ。はずかしくないか、それ。

 ―うん、ま、そんなとこだ。
  なんだかひさしぶりだな?

 「やっとね、こちにもどってきたんだ~、おひさだねっ☆」

 媚びをうるような笑顔はまえと同じ、うかうかしてると逆ナンされそだw

 「やさしくしてあげなよっ、
  カヨコのことちゃんとつかまえてないと。どこかいっちゃうよッ?
  ぢゃ、あたしはこれで~~」

 手をひらひらさせてさっさと人ごみに消えてゆく。
 つかまえてないと、、、か。
 もっとカヨコのこと気にしてやらないと、だな。

 ぽっ。ぽっ。

 きがつけば、雨粒が落ちてきた。空にわいちめん暗い感じの雲。
 予報どおり。

 それにしても、カヨコわどこまで行ってんだろ?
 そろそろ戻ってきてもいいころだなあ。
 まさか一人で帰るなんてしない仔だし。

 雨はしだいに強くしっかりと降りだしている。


 ~ ・ ~


 地面がひとしきり雨水で満たされたころ。

 すこし遠くに。
 カヨコの姿。

 すこし安心したような目。
 そのまま駆け出して。

 ―なんだカヨコ、泣きそうな顔して。

 「もーあんたなんか、だいッきらい!」

 ―なに?よく聞こえない?

 袖のうえからギュっとつかまえている。
 つかまえてないと、なのはオレのほうなのか。

 ―なんか、うまいものでも食べに行くか?


 出がけに天気予報みてきてよかった。
 長いかさでも役に立つことあるよな。

 雨はそのまましっかりと降り続いている。


スポンサーサイト

テーマ : ( ´ー`)y-~ ふー - ジャンル : 日記

【編集】 |  21:54 |  なにか  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2007.06/05(Tue)

蒼迷宮 


 
たとえば――

あなたがまだあたしのことを見ていてくれているとして、
あなたがまだあたしのこと好きでいてくれているとして、
あなたがまだあたしのこと想っていてくれているとして、
あなたがまだあたしのこと愛していてくれているとして。

あたしはあなたのこと見てるだけでもいいのかしら?
あたしはあなたのこと好きだなんていえるのかしら?
あたしはあなたのことただ想っていられるのかしら?
あたしはあなたのことほんとに愛してゆけるかしら?

でもいまはただ、
あなたに会うのが少しこわい感じがする。


たしかに――

すこしまえまでは、
あんなに楽しみで、うれしくて、
そしてはてしなく甘美なひととき。
会う直前まではずっと、
どきどきどきどきしているだけなのだけれど、
あなたの姿がみえれば、
そんな感情は一瞬でどこかへ昇華してしまう。

ただただ、うれしくて。
ただただ、たのしくて。

そんな充実していた日々。
すこし急ぎすぎてたのかもしれない。


それだから――

もうすこし、
あなたとの距離あけといたほうがよいの?
もうすこし、
あなたへの想いをゆるめたほうがよいの?
もうすこし、
あなたと会うのは我慢したほうがよいの?


でももしも
不意にあなたに出会ったとして、
きのうの続きのようにさりげなく話しかけてくれたのなら―

 「うんうん、きょうも暑かったね~☆」

そのまんまありのままの自分でいられるかもしれない。

その、
ふだんどおりのあたし。
いつもどおりのあたし。
 

テーマ : ( ´ー`)y-~ ふー - ジャンル : 日記

【編集】 |  20:15 |  なにか  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。